光円錐"ひかりえんすい"ブログ(日々の徒然部門)

照明&空間デザイナー 光円錐・松本永(Fantasista?ish.)のブログです。
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NEW YEAR TRIANGLE CONCERT@津田ホール
NICK-PRODUCEでいつもご一緒しているピアニストの中谷路子さんのコンサートに行ってきました。

千駄ヶ谷駅を降りるとなんか人が多い・・・国立競技場でサッカーがあるらしい。
1年ぶりの津田ホールです。
昨年ちょうど同じ1月11日に中谷さんのソロコンサートに来たのが初めての津田ホール。今回は、中谷さんの師匠と同門の男性ピアニスト、3人のコンサートでした。

普段は気さくで楽しい中谷さんの素敵なオレンジ色のドレスでの艶姿!思わず息を飲みました。

登場して座り、椅子を調整します。
手が上がり、鍵盤に触れる・・・その寸前、・・・完全な静寂が一瞬!
待ちに待った芝居が始まる時の暗転のように、その一瞬の静寂が本当に感動的でした。
中谷さんのコンサートに向けて集中してきた全部が放たれる寸前の美しさ。

私は、とても気が散りやすいので、観客席からの小さな雑音にすぐ気を取られるのです。多分あの一瞬の静寂は本当には無かったのではないかと思うのですが、私の中では確かに感じた一瞬でした。

素敵なソロに続いてはカールマン・ドラーフィ氏との連弾。
子供の発表会以外で連弾を聴くのはこれが初めてでした。包み込むような厚みのあるドラーフィ氏の音に繊細な中谷さんの音が絡み合い、これも素敵な体験でした。なによりも、楽しそうに弾いている姿がとても新鮮でした。

ドラーフィ氏のソロ、関野直樹氏のソロ、関野氏とドラーフィ氏連弾、とプログラムは進みます。
最後にアンコールでなんと、1台6手!!
鍵盤の前に並ぶのでぎりぎりの3人で、楽しく楽しく締めくくりました。


54歳の師匠と弟子2人のコンサートでしたが、気がついたことがひとつありました。
ドラーフィ氏は実のところ、調子が良くないのか?ミスタッチが結構あったようです。
たぶん、完璧にはほど遠い演奏であったのでしょうが、その音と、弾き姿には不思議な存在感がありました。
鍵盤をたたく力としては関野氏とそんなに違いは無いと思うのですが、低音の響きにはかなりの違いがありました。
若い2人の演奏者の演奏は、"演奏者"が"ピアノを使って音を出している"という感じなのですが、ドラーフィ氏は、"自分とピアノから出てくる音に包まれて、その音の空間の中で細かい音符をちりばめて戯れている"というように見えたのです。

私は以前短い期間習っていた太極拳の先生のことを思い出しました。師範代の若い先生は型が美しくそれこそお手本通りなのですが、時々いらっしゃる大先生はちょっと傾いているし、流れるような滑らかさにはほど遠い"お手本通り"とは言えない型だったのです。
ところが、その大先生がいらっしゃると、不思議にこちらの息は楽になり、動きも滑らかになったのです。

"周りをも巻き込む不思議な雰囲気"これは年齢を経て、何かを越えて、やっと出せるものなのでしょうか?

以下参考までにデータです。
ニューイヤー・トライアングルコンサート(祝祭コンサート)
1/11(月・祝)

14:00 出演:カールマン・ドラーフィ(ピアノ)関野直樹(ピアノ)中谷路子(ピアノ)
曲目:
・ソロ:中谷路子
ベートーヴェン:ソナタ 第31番 変イ長調 作品110
・連弾:中谷+ドラーフィ
シューベルト:軍隊行進曲 ニ長調 D.733 作品51-1
性格的行進曲 ハ長調 D.968B(886) 作品121
・ソロ:カールマン・ドラーフィ
ラフマニノフ:前奏曲 嬰ト短調/ト長調
ショパン:幻想即興曲 嬰ハ短調 作品66
ドビュッシー:喜びの島 イ長調
・ソロ:関野直樹
ショパン:ポロネーズ 第6番 変イ長調「英雄」作品53
リスト:死の舞踏
・連弾:関野+ドラーフィ
ブラームス:ハンガリー舞曲 第1番 ト短調、第5番 嬰へ短調
| 観客席 | 12:58 | comments(0) | trackbacks(0)
カスガイ@王子小劇場 観劇&ばらし
Fantasisita?ish.の吉村さんが照明デザイン&オペレート、柿喰う客玉置玲央さん原案・演出の“カスガイ『リビング』”を見て来ました。
仕込にも行き、本番2日目にも見たのですが・・・面白かったです。楽しかったです。熱かったです。で、異論や誤解を承知で言えば、“新劇よりもリアル”であった思います。
内面の重い問題が、軽妙な言葉で包まれて、時に言葉の皮を突き破って噴出する・・・。
芝居を見て“照明をやりたい”と思うことは多々ありますが、不思議なことに、“演出やりたい!芝居やりたい!”と思いました。はっきり“玲央さんに嫉妬しました”。
照明デザイナーとしてではなく、演劇人としての自分を意識しました。
| 観客席 | 01:50 | comments(0) | trackbacks(0)
9/12観客席:昼、「植吉劇場」 夜、「ええ、語ろ会」
観客席!

植吉劇場第二回公演「松ぼっくり モクセイの香る頃」@サンモールスタジオ
薩摩琵琶 史水会「第二回 ええ、語ろ会」@お江戸日本橋亭

今月はいろいろ見ます。

植吉劇場は構成員が全員”植木屋さん”という劇団。じつは我が家の庭の面倒も見てもらってます。
物語も植木屋さんの日常をめぐるお話。その演技?の自然さ、せりふを噛んだとしてもとっても自然なお芝居でした。とても心があたたかくなるお芝居でした。
また我が家の庭もよろしくです!

"ええ、語ろ会"薩摩琵琶(さつまびわ)の演奏。浪曲。講談。新内。日本の語り芸の盛りだくさん。
FukaiProduce羽衣に出演している友人、日高啓介さんが琵琶「白虎隊」の語りで出演するため見に行きました。
最初はそんなに期待していなかったのですが、これがなかなか聞き応えあり!
そのなかで、今日の私の1等賞は浪曲の三味線の沢村豊子氏。おばあさんなのですが、そのチャーミングなこと、そして力強く、繊細!
津軽三味線にも負けない力強さ。びっくりです。

打ち上げにも出て、いろんな方に紹介して頂きました。

新しい出会いが自分の力になる。最近少なかった感覚でした。
何か更に出来そうな気がしてきました。
| 観客席 | 02:25 | comments(0) | trackbacks(0)
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